小春日和〜小春さん無節操日記
2006-03-09 [木] 加悦旅行記その4
_ [旅][カメラ・写真]旅行2日目 加悦〜名古屋
貴重な鉄道車両も見て、美味しいモノも堪能して、とても充実した加悦での時間もあっという間に終わり。2日目の昼には帰路につかなければなりません。名残惜しいですが月曜から仕事なので…
SL広場の前から野田川駅まで行くバスが出るので、駐車場にある京都市電を眺めて待ちます。
帰りは敦賀経由なので、宮津線で終点西舞鶴まで乗ります。
野田川から宮津への間で、さっき加悦から野田川まで乗ってきたバスを追い越しました。利用客も多くないのかマイクロバス、三菱ローザの路線バス仕様を使っていました。
来るときは宮福線で山の中を通って来ましたが、今度の宮津線はかなりの部分が海や川の側を走っています。おかげで車窓からの風景も十分楽しめました。
50分ちょっとでKTR宮津線の終点、西舞鶴に到着です。
ここで青春18きっぷにこの日の検印を押してもらい、JRのホームに移動すると…
反対側のホームに、北近畿タンゴ鉄道の特急「タンゴ・ディスカバリー」が停まっていました。KTR線内ではどのみち18きっぷは関係ないので特急に乗ってみたかったのですが、今回は時間が合わず断念しました。次の機会に乗ってみたいモノです。
西舞鶴から東舞鶴までは舞鶴線で1駅。113系2両のワンマン仕様に7分だけ乗ります。
東舞鶴から敦賀までは小浜線になります。ここを走ってるのがJR西日本125系電車。こちらの浦辺研究所さんの写真と解説の方が詳しいかな。ローカル線用としてはとても格好良く、両運転台好きなココとしてはとても大好きな車両です(笑) シートも転換クロスのゆったりしたので結構快適です。ただ記事にもある通り、両運転台な上にバリアフリーの大きなトイレが付いているので座席数がどうしても少なくなるのが不評なようです。今回乗った時も1両のみの単行だったので、座席は満席で立席の方も結構居られました。もう1両増やすには微妙な乗客数なのが辛いところでしょうね。
小浜線で東舞鶴から敦賀までは2時間弱。実は今回の行程で一番長く乗っているところでもあります。
夕暮れ迫る車窓からは山の風景が綺麗でした。
敦賀から米原までは北陸本線になります。ホームにはなにやら普通列車らしからぬ立派な電車が…。
まあ3両編成の反対側はこんな顔ですが(笑)
実はこの電車、昔の寝台特急「月光型」581系・583系電車を普通列車用に改造した419系という電車です。さっきの後側の車両は、中間車に後から運転台を付けたのであんな顔になったんですね。それにしても何で切り口が食パンみたいな形になっているかというと…
車内を覗くとこんな感じです。窓の上に飛行機の荷物入れのような大きな出っ張りがありますが、実はこれを上側から開くと3段ベッドの上2段が現れるようになっています。これに下の向かい合わせになった座席の座面を引っ張り出すと、立派な3段式寝台のできあがりというわけです。この3段寝台の高さを確保するために、車両の屋根がすごく深くなってるのが「月光型」の特長の1つです。
この寝台は普通列車として使う分には全く不要なのですが、改造費を最小限に抑えるためにあえて撤去せず、出せないように固定してあるだけという安普請趣のある造りになっています(笑)
まあ、昔から月光型には一度乗ってみたかったのでちょうど良かったです。できれば寝台に乗ってみたかったですけどね(笑)
とまあ、帰りも良い景色や気になっていた車両をたくさん楽しめた、非常に盛りだくさんで良い旅行になりました。
最後にオマケを1つ。
全くお土産が無いのも寂しかったので、加悦SL広場のショップ蒸気屋で探して見つけたのがこれ。漫画「鉄子の旅」に出てくる鉄ヲタのえらい人、横見浩彦氏監修の日めくりカレンダー「日めくりで駅めぐり」です。1日1駅ずつ写真つきで駅の解説が載っている日めくりですね。今回は定価の1500円で買ってきましたが、後で某所で聞いたら100円で投げ売られていた所もあったとかorz 日めくりだし時期を逃すとそんなもんなんでしょうが、何か横見さんらしいと言うか(笑)