スピーカースペーサー製作(その2)

スペーサー図面

4.材料の切り出し

今回作るスペーサーは、材料費の安さや加工の容易さを考えて、自作スピーカーボックス等でよく使われるMDFボードを材料に使います。
左図の寸法のドーナツ状の板を各4枚ずつ切り出します。
ウチの場合、材料の購入と切り出しを東急ハンズに頼みました。
材料費は4組分で約1000円でしたが、切り出しの加工費で約3600円かかってしまいました。
材料自体は切りやすく削りやすい材料なので、加工賃がもったいないという人は自分で糸鋸で切ってもいいかもしれません。

製作中のスペーサー

5.スペーサー製作

切り出した2種類の円盤を木工用ボンドで貼り合わせます。
中の穴径が大きい方がスピーカー側、穴の小さい方がボデー側になります。
これを4組作ります。

スペーサー仕上げ

6.スペーサー加工

スペーサーのボデー側の面に、スピーカーケーブルの通る溝(幅5mm、深さ3mm程度、左写真のスペーサー上側にある1カ所)と、車側ブラケットの出っ張りを避ける溝(スペーサーの内周に沿って3カ所、半径方向4mm、円周方向10mm、深さ3mm程度)を彫ります。先にどれかドア1枚のスピーカーとブラケットを外しておいて、現物あわせで彫れば間違いないでしょう。
あと、材料のMDFボードは 湿気に弱いので、ペンキなどで塗装しておくことをお勧めします。
音にこだわるならスペーサーのブラケットに当たる面にエプトシーラー(振動吸収性の良いスポンジ)を貼ると吉です。

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